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年末年始特集

年末年始特集

2016年注目テーマはこれだ(国内)―首都圏開発、シェア文化、山の日、サミット、IPO

最盛期を迎える首都圏開発

 16年には首都圏の開発が最盛期を迎える。大手町のオフィス街には巨大温泉施設が完成する予定で、星野リゾート<3287>が高級日本旅館を手掛ける。また、新しい東京の象徴となるのは11月に開場する豊洲新市場だろう。春には新宿新南口ビルがオープンするほか、六本木には虎ノ門ヒルズに次ぐ高さ250メートルの商業ビルが完成する予定。オープンに際して世間の注目が高まれば、商業収入の拡大も期待できる。

豊洲新市場は16年11月7日に開場する

※ 提供:東京都中央卸売市場

<関連銘柄>

星野リゾート<3287>、JR東日本<9020>、住友不<8830>、菱地所<8802>、築地魚<8039>、東都水<8038>、中央魚<8030>など

シェアリングエコノミーは規制を越えられるか

 16年も人々が部屋、車、駐車場、時間、仕事などをシェア(共有)する流れは止まらない。15年には「シェアリングエコノミー協会」なる組織も立ち上げられたようだ。そんな中、最も注目されるのは旅行者に空き部屋を提供する「民泊」。国内の厳しい規制がハードルとなるが、ホテル不足が問題視されるなかで民泊の浸透を止めることは難しいだろう。

<関連銘柄>

クラウドワークス<3900>、ガイアックス<3775>、ユビテック<6662>、パーク24<4666>、ネクスト<2120>など

20年ぶりの新たな祝日「山の日」

 16年から8月11日が「山の日」として祝日になる。祝日が新たに設けられるのは、96年に制定された「海の日」以来20年ぶり。お盆休みとあわせて長期休暇を作りやすくなるため、登山などのレジャーや観光地での経済効果が期待される。単に休日数が増えるというだけでも、小売業界全体には追い風だ。

「山の日」施行で登山などレジャーの賑わいが期待される

※ 提供:123RF

<関連銘柄>

ヒマラヤ<7514>、スノーピーク<7816>、ゴールドウイン<8111>、デサント<8114>、東武<9001>、富士急<9010>、オートバック<9832>など

重要イベント多くテロ対策の必要性増す

 5月には三重県伊勢市で主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開かれる。16年の訪日外客数は2000万人に達するとみられている。サミット開催地として知名度が向上すれば、観光地としても訪日外国人旅行客の関心を集めそうだ。一方、各国のリーダーが集うことから、テロ対策などにも注目が高まる。19年のラグビーW杯、20年の東京五輪と国際的なイベントが相次ぐだけに、政府にとってもセキュリティ対策は引き続き重要課題となる。

<関連銘柄>

三重県関連では近鉄GHD<9041>、KNCT<9726>、柿安本店<2294>、寿スピリッツ<2222>、テロ対策関連ではALSOK<2331>、セコム<9735>、ホライゾン<6629>、オプテックス<6914>など

16年に期待されるIPO、関連銘柄に思惑か

 無料通話のLINE、テーマパーク経営のUSJ、自動運転のZMPなどの上場をめぐる動きに注目したい。USJは沖縄に新施設建設も計画しているため、同地域の関連銘柄にも思惑が及ぶかもしれない。旧国鉄系で最後の上場とも言われるJR九州も16年の上場を目指す。このほか、コーヒー店を運営する名古屋発祥のコメダ、国内の地下鉄で最長の営業距離を誇る東京メトロなどの上場もうわさされる。最近ではチューイングガム市場で高いシェアを持つロッテが上場を検討していることも明らかになった。なお、15年の新規上場は99件と、09年以降6年連続で増加となる見通し。新規上場の増減が業績に影響するディスクロージャー関連企業にも注目。

<関連銘柄>

LINE関連ではADWAYS<2489>、ネオス<3627>など、ZMP関連ではアイサンテク<4667>、アートスパーク<3663>など、沖縄関連ではサンエー<2659>、沖縄セルラー<9436>など、ディスクロージャー関連ではプロネクサス<7893>、宝印刷<7921>、IRJHD<6035>など

(宮川子平、松浦直角)

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